東洋大学の学生さんと「街あるき」

先日、東洋大学国際観光学部の須賀忠芳教授とゼミ生と一緒に「街あるき」をしました。教授やゼミ生は”歴史をいかした地域振興、観光振興”を研究しており、この度「広島県呉市・江田島市をめぐる歴史と観光の探求」をテーマにした調査巡検での訪問です。

観光事業の未来を担う皆さんの参考になれば、と明治・昭和時代の建物や雰囲気が残る「両城・川原石」地区を約5.8キロ、約2時間半で歩くコースを提案。
「くれ・ひと・まち情報応援団」でも何度か歩いている地区で、今後はこの地区を観光資源として「もっと光を当てたい」と思っていたタイミングで案内することが出来ました。

”街あるきスト”竹本哲朗氏の丹念な調査によるウォーキングコースには、県外から来る人が初めて見る景色、地元の人でも知らない情報が盛り込まれています。
少し重い歴史の話や風景を、若い人たちはどう感じるのでしょうか。


呉独特の地形ならではの急な階段、迷路のような小道、謎めいたトンネル、明治時代の建築物やタイルなどなど。
ついつい見過ごしてしまうそうな風景の中に、歴史とストーリーを発見する「街あるき」に、皆さん興味津々です。

学生さんたちは熱心にメモを取ったり、質問をしたり。
そして、地理・歴史に詳しく、様々な文献を紐解いている竹本氏によるマニアックな説明に頷いたり。



誰もがイメージする主要な観光施設や名所巡りをする「観光」はではなく、その土地の歴史や生活の中にある、街のあちこちに散りばめられたスポットを拾い集め、知識を深めるディープな「観光」を体験してもらいました。

「呉の歴史はすごいですね〜」
「またゆっくり呉に来たいです!」
「自分の生まれ育った街にも知らない歴史がいっぱいありそう」という声も聞こえました。
 

暑い中、皆さんお疲れ様でした。
土地勘のない場所(呉市)をテクテク歩いて「面白い」と感じた
経験が、各地方都市に眠る歴史ストーリーの探し方、歩き方の参考になれば幸いです。
未来を紡ぐ若い力をこれからも応援しますよ〜!

<<お知らせ>>
次回は2022年9月25日(日)
初の広方面、長浜を歩きます。「街あるきスト」竹本さんが何度も歩いて設計した濃い内容のコースをお楽しみに!

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